あなたは、英語の論述問題で苦労したことはありませんか?語数指定があり限られた時間の中で考えをまとめ、英語で論述することは簡単ではありませんね。このブログでは、論述問題をクリアするためにぜひ知っておきたいアドバイスをご紹介しています!ぜひご覧いただき、英語試験や就職試験対策にお役立てくださいね!
最近、長久手の多くの生徒さんが、英検、IELTS、TOEICなどの英語試験を受けています。その中で皆さんがよく抱える問題として、意見論述問題の語数が不足することがあります。生徒さんたちは、「これ以上書くことが思いつかない」とよく口にしています。例えば:
英検2級の意見論述の例題:
It is common for people to exchange messages on the Internet. Do you think sending messages on the Internet is better than talking on the phone?
(80~100語で答えましょう)
私がよく見かける解答例:
Yes, I think sending messages on the Internet is better because it is more convenient. I think sending messages on the Internet is faster so it is more convenient. That is why it is not good to talk on the phone.
上記の例では、最初の質問には答えることができており、良い考えをたくさん書くことができていますが、いくつかの問題点があります。
特に試験での意見論述では、指定された語数で記述し、可能な限り幅広い語彙と文法を使うことが重要です。また、目的をもった文章を書くことも大切です。そうでないと、単に問題文の単語をそのまま書き、あなたが知っている英語を十分に活用していないように見えてしまうからです。
しかし、もしこういったことが苦手でも、心配しないでください。意見論述の試験問題で何を書くかというアイデアを出すことは、ネイティブスピーカーであってもなかなか難しいものです!特にそのトピック自体に興味が持てない場 合はなおさらです。しかし、いくつかのアドバイスを知って練習を重ねれば、あなたもすぐにエキスパートのような解答が書けるようになるでしょう。
私がお伝えしたい最初のコツは、解答の構成を立てることです。これは初級レベルの方にとって特に効果的ですが、上級レベルの方でも応用できます。構成とは文章のパターンであり、次に何を書けばよいかが分かりやすくなります。必要なことを把握することで、集中しやすくなり、さらに速く書くことができます。またそれほど深く考えずとも簡単に語数を増やすことができる方法でもあり、試験中に時間が足りない場合にも役立ちます。100語以下の適切な文章構成は以下の通りです:
こちらは、上記の文章構成を使った解答例です。それぞれのポイ ントに対し1文ずつの構成になっています。
I think sending messages on the internet is better than talking on the phone. I have two reasons. The first is because it is more convenient. People have busy schedules so being able to send messages on the internet anytime is easy. The second is that it can be less stressful. People will not have to worry about fitting a phone call into their schedule if they send a message on the internet. So they will be less stressed. These are my two reasons why I think it is better for people to send messages on the internet.
文章構成に沿って読み進め、まだ少し語数が足りないと感じるなら、下記のように例を追加しても良いでしょう。例は補足の内容を記載した後、次の理由を述べる前に記載します。
I think sending messages on the internet is better than talking on the phone. I have two reasons. The first is because it is more convenient. People have busy schedules so being able to send messages on the internet anytime is easy. The second is that it can be less stressful. People will not have to worry about fitting a phone call into their schedule if they send a message on the internet. For example, company employees have a lot of work to do which can make phone calls difficult to answer often. These are my two reasons why I think it is better for people to send messages on the internet.
自分の知っている言葉を使って書くことは当然のことだと思われるかもしれません。しかし生徒さんはよく「自分の意見をどう書けばよいかわからない」と言います。それに対して私はこう答えます。「反対の意見は言える? もし言えるなら、それを書いてみましょう」。あなたの本当の意見を書くことから始めることはとても良いことです。なぜならあなたの本当の意見にこそ、あなたが最も多くの考えを持っていると思うからです。しかし英語の試験、特にあなたの興味や意見がないトピックでは、あなたの本当の意見や感想を書くより、正しい英語を書くことが優先されます。あなたが知っている語彙を考え、それらを中心に文章を組み立てましょう。常に嘘の意見を書く必要はありませんが、時間が迫り頭を抱えているなら、試してみる価値はあるでしょう。
時には、より多くの質問に答えることが、あまり深く考えずに簡単に多くのことを書く方法です。英語には、疑問詞(wh-question words)というものがあります。:
これらの疑問詞は、書く内容のアイデアを考える上で非常に役に立ちます。同じ質問例を使ってみましょう。:
It is common for people to exchange messages on the Internet. Do you think sending messages on the Internet is better than talking on the phone?
この質問で聞かれていることは「どちらが良いか?」ですが、それに対しては単純に「こちらが良い」「あちらが良い」と答えることができます。それ以上のことを考えようとすると圧倒されるように感じるかもしれませんので、疑問詞を使ってアイデアを考えてみましょう。
電話で話すことに適しているのは誰か?
→ 高齢者。なぜなら、インターネットよりも電話の操作が簡単だから。友人同士や家族間でも、より個人的なコミュニケーションが取れるから。
インターネットでメッセージを送ることに適しているのは誰か?
→ 忙しい人。なぜなら、都合の良いときにメッセージを確認できるから。あるいは、外国の人。なぜなら、インターネット上のメッセージを母国語に翻訳できるから。
「Who(誰が)」に答えるだけで、書ける文のアイデアがたくさん浮かびましたね。そして、なぜそのことが別のことより良いかという点についてもアイデアが浮かびました!では、他の疑問詞も試してみましょう。
電話での会話が適しているのはいつか?
→ 緊急時や、すぐに回答が必要なとき、状況が複雑すぎて文章で説明できないとき。
インターネットでのメッセージのやり取りが適しているのはいつか?
→ スケジュールが忙しいときや、同じ情報を多数の人に送信しなければならないとき、情報を記録する必要があるとき。
解答例:
Sending messages on the internet is better than talking on the phone because you can send the same information to many people at once. For example, it is more convenient for a boss to send one message to all of their employees using the internet.
最も重要な質問は、(たとえそれが試験問題に書かれていなくても)、「Why(なぜ)」を答えることだということを忘れないでくださいね!
1.解答の構成を知っていると、次に書くべきことの方向性が見えやすくなります。
2.たとえあなたの本当の意見でなくても、自分が慣れている語彙を使って書きましょう。
3.疑問詞(wh- question words)を使って、トピックに関するアイデアや文を考えましょう。
たくさんのことをお伝えしたので、練習してみましょう。以下は例題です。上記で学んだアドバイスを使って、答えを考えてみてください。
英検2級の意見論述の例題: Some people say that we should shift to a paperless society. Do you agree with this opinion?
(80~100語で答えましょう。)
自分の解答を書き終えたら、以下の模範解答を見てみましょう。どのテクニックを使って解答が書かれているか、それを見つけてみてくださいね。
I disagree with the opinion that we should shift to a paperless society. I have two reasons. First, paper is better for students. Scientific studies show that students who use real paper for notes in school get better scores. Second, paper is cheap. Paper is much cheaper than technology so low income people can still access services with paper. For example, mailing tax forms and completing homework. These are the two reasons why I think we should not shift to a paperless society.
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