「英検準2級プラス」って何?What is Eiken pre-2 plus?

皆さんは、英検を受験したことはありますか?その英検に、31年ぶりに新しい級が追加されたことをご存知でしょうか?今まさに英検に向けて英語を勉強している人、いつか英検を受けようと考えている人は、ぜひこのブログで英検の新しい級に関する情報をチェックしておいてくださいね!

2025.6.5

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英検対策アドバイス
Eiken Pre-2 Plus

皆さんは、「英検準2級プラス」をご存知ですか?英語を勉強していると、そのスキル測定のために多くの人が英検を受けると思います。英検は、5級から始まり、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級、と級が分かれていますが、準2級と2級の間に、2025年度より新たに増設されたのが、この「英検準2級プラス」です。英検に新たな級が増設されるのは、31年ぶりだそうです。

なぜ「英検準2級プラス」は作られたのか?

英検は、その級が上がる程レベルも高くなり、英検1級は大学上級レベルと言われています。準1級は大学中級レベル、2級は高校卒業レベル、そして準2級は高校中級程度のレベルと言われています。今回新たに作られた「準2級プラス」は、2級と準2級の間で、高校上級レベルと言われています。

これまで、準2級に合格すれば、次に多くの人が目指すのは2級でした。しかしこの準2級と2級との間には、そのレベルの差から、「大きな壁」があると言われていました。英検5級から準2級までは、各級に合格するために必要とする学習期間はおよそ1年といわれていますが、準2級に合格した人が2級に合格するためには、その倍の2年が必要と言われています。つまり、準2級まで順調に進んでいたとしても、次の2級では、難易度がぐんと上がるため、学習につまづいたり、なかなか2級に合格できない場合もあったということです。そのため、準2級と2級の間にあるこのギャップを少しでも埋めるために、新たに準2級プラスが追加されたということです。

「英検準2級プラス」の試験内容は?

英検準2級プラスの試験は、一次試験は、筆記試験85分とリスニング25分、二次試験のスピーキングは約7分間となっています。この試験時間は、2級の試験時間と同じです。筆記試験の内容としては、その他の級と同様に、リーディングとライティングがあることに変わりありません。

準2級プラスでは、高校初級から中級レベルの文法が必要とされており、試験で必要とされる語彙も、準2級と比べると約1,000語が追加で必要と言われています。また読解問題に関しては、準2級の試験で出題されるものよりも少し長文となり、難易度も上がるということです。ライティングについては、準2級ではEメール問題と英作文、また2級では要約問題と英作文であるのに対して、準2級プラスのライティングは、要約問題と英作文となっています。そして、スピーキングテストでは、パッセージの語数が、準2級では50語、2級では60語であることに対して、準2級プラスでは55語となっています。

各級で求められるスキルに関して、準2級では「日常的な話題」について、基本的な語句を用いて理解し伝えることが求められます。また2級では「社会的な話題」について、文章や話の展開、概要や要点を理解し、多様な語句を用いて詳細に伝えることが求められています。これに対して準2級プラスでは、「身近な社会的な話題」について概要や要点、詳細を理解し、多様な語句を用いて伝えることができるとされています。

これらから、準2級ではどちらかというと日常生活に沿った内容、一方2級では社会的な話題に沿った内容、そして準2級プラスでは、その中間といえるような、「身近な社会的な話題」に焦点が当てられているということが分かります。

「英検準2級プラス」を受けることのメリットは?

これまで準2級と2級との間には大きな壁があると言われていたように、準2級に合格したのち、続いて2級にも合格するには、一般的には少し学習時間が必要だと思われます。

以前のブログでも触れたように、英検は大学や高校の入試でも活用することができ、また一度取得すると生涯有効な資格であるため、入試や就職活動のために取得しておくととても有用な資格です。そのため、より実用的な英語スキルが求められる2級は、多くの人が取得したいと考えると思いますが、一方で、日々英語学習を続ける中、同じ級を何度受験してもなかなか合格できないとなると、学習のモチベーションが下がってしまう人もいるかもしれません。

準2級には合格したけれど、2級にはまだ少しスキルが届かないという方は、ご自身の学習の進歩を測るためにも、準2級プラスを受験し合格することで、学習のモチベーション維持にもつながるのではないかと思います。

まとめ

英検は、英語の「読む・書く・聞く・話す」の4技能が測れるため、ご自身の英語力の測定や、資格として取得するために利用することは、とても良いことだと思います。準2級プラスが追加されたことで、今までよりも細かく段階を追って、自分の英語スキルを判定することができ、英語学習のモチベーション維持や資格取得の目標として効果的に利用することもできそうですね。

しかし同時に、英語は言語であり、英語を使って海外の人とコミュニケーションをとったり、ビジネスで英語を活かしていくためには、英検に合格することももちろん大切ですが、試験の合格だけに捉われることなく、実際のリアルな場でコミュニケーションとして使えるスキルとして、英語を身につけていくことを忘れないようにしたいですね。

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参考:公益財団法人日本英語検定協会公式サイト