英会話で役立つ天気の表現:自然な言い回しとNG表現Useful Weather Expressions for Natural English Conversation

英語で「It's rainy」と「It's raining」の違い、説明できますか?このブログでは、日本人が間違えやすい天気の英語表現をわかりやすく解説し、自然に聞こえるフレーズの使い方を紹介します。英会話で天気の話題に自信を持ちたい方におすすめ!

2025.5.7

この記事は5分で読めます

英会話でよくある間違い
Weather dog

A weather quiz

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あなたは、世間話をするとき、どんな話題を思い浮かべますか?最も基本的で、また親しみやすい話題のひとつとして挙げられるのは、天気の話ですよね。天気は誰にとっても身近な話題です。あなたの周りにあるものですから。そして、とても話しやすいですよね?まあ、話しやすいかどうかは、イエスでもあり、ノーでもあります。

英語を学ぶ人の中で、いかに多くの人が天気について話すことを苦手と感じているかを知れば、あなたはきっと驚く(あるいは安心するかもしれない)でしょう。語学上級者であっても、時々間違えてしまったり、天気について話すことにあまり自信がない人もいるのです。

この学習ブログでは、レッスン中に私がよく耳にする間違いについてお話しし、ぜひ覚えておいていただきたい、いくつかのヒントや、自然で適切な表現をお伝えしていきます。

形容詞を用いて天気を表現するとき

天気について話す際、最も一般的に用いる方法のひとつに形容詞があります。ある一定の時間の一般的な天気を表現するとき、形容詞がよく使われます。必ずしも、天候が一定であることを意味するわけではありませんが、一定の時間の全体的な雰囲気や傾向を表します。

通常は「It + be + 形容詞」という構文が使われますが、be動詞は、過去・現在・未来のいずれについて話しているかによって変化します。

「y」で終わる形容詞

(sunny (晴れた), cloudy (曇った), windy (風が強い), rainy (雨の), snowy (雪の), stormy (嵐の), foggy (霧がかかった))

Let's read and learn!

It’s cloudy today. You probably don’t need your sunglasses.

It was windy yesterday, so I had to bring in the carp streamers.

It has been rainy this week, so I haven’t gone out much.

It’s going to be sunny tomorrow. Let’s do something outdoors.

その他の、よく使われる天気に関する形容詞

(clear (すっきりした), bright (明るい), hot (暑い), warm (暖かい), cool (涼しい), cold (寒い), freezing (凍えるような), dry (乾燥した), humid (蒸し暑い))

Let's read and learn!

It’s hot outside. Be careful of heat exhaustion.

It’s freezing. Please come inside and get warm.

It has been warm this spring.

あまり一般的ではありませんが、主語に「it」以外を使うこともできます:

Let's read and learn!

The sun is bright! Don’t forget your hat and sunglasses.

Japanese summers are incredibly hot and humid.

The sky is clear tonight. You can see lots of stars!

June is a very rainy month in most of Japan.

Hokkaido is very cold and snowy in winter.

天気に関する動詞の使い方

天気を表現するときには、動詞を使うことも多いです。上記のような形容詞に関連するものもあれば、全く異なるものもあります。例えば:

天気を直接表す動詞

  • to rain
  • to snow
  • to storm
  • to hail

その他の天気に関する動詞:

  • to shine (the sun or moon)
  • to blow (the wind)
  • to fall (the snow or leaves)
Let's read and learn!

It is snowing. Do you have studless tires?

It is raining. Don’t forget your umbrella.

It is storming. You should wear a raincoat if you go out.

The sun is shining! It’s a beautiful day.

The wind is blowing.

Snow is falling.

天気における単純時制と進行形

天気について話すときは、単純時制と進行形のどちらを使ってもよく、時には、ほぼ互換できる場合もあります。しかし、ニュアンスには若干の違いがあります。

単純時制は一般的な事実や1回限りの出来事について話すときに使います:

Let's read and learn!

It rains a lot in Japan during the rainy season.

The sun shines more than 300 days a year in Yuma, Arizona.

It snowed in Gifu yesterday. It’s May - I can’t believe it!

進行形は、特定の時間の天気や、天気が何かに影響を与えたり、また雰囲気を作り出すようなときに使います:

Let's read and learn!

It was raining yesterday, so I cancelled the BBQ.

It’s snowing hard. I don’t want to go outside.

The wind is blowing. Be careful with your umbrella.

It has been raining all week. I’m feeling a little bit down.

カジュアルな会話において、特に何かが起こった理由を説明するとき、ネイティブ・スピーカーはよく進行形を好んで使います:

「It was raining, so we stayed inside.」と「It rained, so we stayed inside.」では、どちらでも良いのですが、進行形を用いた方が、情景がより鮮明になるのです。

天気に関する名詞

天気を表現する際、多くの場合で次のような名詞も使われます:

the wind (風), the snow (雪), the rain (雨), the sun (太陽), the heat (暑さ), the cold (寒さ), the humidity (湿気), a storm (嵐)

これらの名詞は、「get」「have」「experience」などの動詞や、「a lot of」「some」のようなフレーズと一緒に使われることが多いです。

Let's read and learn!

We got a lot of rain yesterday.

We had a big storm last night.

There was a lot of wind this morning.

I love the sun in early spring - it’s warm but not too strong.

The humidity in August is terrible!

We experienced a sudden drop in temperature last night.

よくある間違い

私がよく耳にする天気に関する間違いの中で特に多いものは、動詞と形容詞、そして名詞を混同して使ってしまうことです。

下記はいくつかの例と適切な表現です。

「It’s rainy.」と「It’s raining.」

これらは似たように聞こえますが、意味は若干違います:

  • 「It’s raining」は、今まさに雨が降っているという意味です。
  • 「It’s rainy」は、一般的な状態としては雨ですが、今この瞬間に雨が降っていないという可能性も含んでいます。

「It’s snowy.」と「It’s snowing.」

  • 「It’s snowing」は、今まさに雪が降っているという意味です。
  • 「It’s snowy」は、天気が雪であったり、地面が雪で覆われている状態ですが、今この瞬間は、雪が降っていない可能性もあります。

名詞、動詞、形容詞を混同してしまっている間違い:

Incorrect and Correct!

It’s strong windy.

The wind is strong. / It’s very windy.

It was rain yesterday.

It rained yesterday. / It was rainy yesterday.

Tomorrow is snow.

It’s going to snow tomorrow.

Today is clouded.

Today is cloudy.

まとめ

天気について話すことは、世間話をしたり会話を始める上では、とても簡単で一般的な方法のひとつですね。しかし、休暇中の天気について話す場合や、予定をキャンセルした理由を説明する場合など、いずれにおいても、正しい語彙や構文を使うと、どれだけ自然な英語として聞こえるかという点で大きな違いが生まれます。

もし間違えてしまっても、それほど問題ないということも忘れないでくださいね。学習に間違いはつきものです。しかし、これらのコツを学び練習し、細かい点に注意を払うことで、より簡単に、自信を持って天気について話すことができるようになります。

お読みいただき、ありがとうございました。それではまた次回をお楽しみに!